アラフォーにして人生初、プロにメイクを習う
世の女性はいつ・どのようにしてメイクの仕方を覚えるのだろうか。
コスメカウンター? 動画? 雑誌?
いずれにしてもメイクをプロからスクールで習うってことはあまり無いような気がする。
BAさんに習うにしたってあの方たちはそれぞれのブランドの専属だからコスメを売ることが目的であってメイクを教えることではないから、習うというのとはちょっと違うと思う。
私は雑誌・テレビ1割、コスメのパッケージに書いてある説明3割、BAさん1割、勘5割を頼りにメイクをしている。
早い話、ほぼ自己流です。
探究心もさほど無いので、それなりに肌のアラが隠れればーとか、しじみのような目が少しでもぱっちり見えればーとか、そんな次元で顔面を塗装していました、ハイ。
そんな私ですが、某所でメイクを習った人のブログに心を動かされまして「行ってみたーーーい!!」と秒で思いました。
しかしながら悲しいかなオラ地方民。
件のメイク講座は東京、ここは東北である。もはや「東」しか合ってない。
だが幸か不幸か私は遠征を伴うジャンルのオタク。
好きなスター様のイベント参加のタイミングで教室の予約をすればいいではないか
という考えに至ってしまうのである。
イベント前のお時間にメイクレッスンを入れれば時間を有効に使えるし、何よりイベントにちょっと素敵なメイクで参加できるではないか、最高かよ!
というわけでイベント上京に合わせてメイクのグループレッスンに参加してきました。
講座は効果的なメイクについての座学と実践で構成されているが、座学については営業妨害になりかねないので省略。
実践のスタートは己の顔を知ることからだった。
コスメ界隈ではよくイエローベース春だ秋だ、ブルーベース夏だ冬だという肌や瞳・髪の色・トーンからどんな色が似合うかをカテゴライズする言葉を聞きますが、私はイエローベース秋だと信じていました、この時までは。
腕の裏側に何色もファンデーションを乗せた結果、今になって己はブルーベース冬ということが発覚。
絶対にイエローベース秋だという謎の自信を持っていた私の手持ちのリップやチーク、アイシャドウは全体的にブラウンやオレンジ、コーラルなのですが、これが全然似合っていないという話です。
な、なんだってー!!
持参したYSLの婚活リップ(コーラルピンク)、自分ではめちゃくちゃ似合っていると思っていたんだけど、それをオペラのシアーリップカラーのピュアレッドにチェンジしたら顔がグッと華やかに。
口紅だけはデパコスと思っていたけど、おかしい…こんなはずでは……なんて思いつつ、YSL1本でオペラ3本買えてお釣りが出るというコスパの良さもあり、オペラ、買いまーす!!!
他にも早急に色物のコスメを新調せねば!
ほかにもパウダーファンデをリキッドに、同じくパウダーチークをリキッドにと変更点の嵐。
チークの入れ方もテキトーにやってたけど、骨格に合わせた効果的な入れ方を伝授していただく。岩みたいな輪郭の私はシャープに寄せるとマジ岩石でして、まぁこれまで岩石だったわけですが、やっと人間らしくなれそうです。
アイメイクについてはシャドウを入れる幅がこれまで広すぎたようで、先生に教えていただいた入れかたに加え、これまでやったこともないリキッドアイライナーを入れたらさり気なく盛れてる。
色を広く強く出すとケバくなるだけですが、色はチラ見せ+ラインで目を強調。すごーく効果的ですが要練習だな。
全体的に丁寧さが要求されるのですが、このメイクをきちんとやるのはたまーーーーーにある外出時ぐらいです(※仕事中はノーメイク)。毎日だと疲れるかもしれないけど、たまーにだから楽しいやつ。
またブルベ冬に似合う色であるブルーやパープルを使うのは楽しみだな。
ついでに、グループレッスンのため他にも生徒さんが居るのですが、華やかフェミニン系の方や涼やかで知的なイメージの方、どえらい透明感のかわいい系の方が居て、皆さんふんわり系のお顔。
私は先にも述べたとおりの切れ味抜群の岩石フェイスなので柔和なお顔が羨ましいのですが「外国の人みたいでかっこいい」と言っていただけたので、捉えようによってはそうなのか!と目からうろこ。ただし、どこの国なんだか謎(笑)。
素敵なメイクのテクニックが知れたうえ、自分の顔の持ち味が知れたことは大きな発見でした。当然なんだけど自分を客観視することって大事なんだなと改めて。
いわタイプの顔なのだから、かわいい系のお嬢さんと同じようにやってもそりゃダメだよねぇ。
今後は顔も身体もかっこよく見せる方向で努力することにしまーす。