健康を祈念する妄想茸

パーソナルジムを卒業しゴールドジムに通い始めました。どうにかこうにか綺麗な雰囲気ぐらい出せればなぁ…。

心療内科にてADHDとの診断が下った件

 

mousoudake.hatenablog.com

 

上記エントリーにて記した通り、発達障害の診断を受けに行きました。

 

あれから1ヶ月ほどが経過した今、正直この時の「辛い」が解消されてしまって受ける必要あるんかいなという気持ちもありました。

が、これまでに発達障害のテレビ番組を見たり、本を読んだりすることで「子どもの頃の辛かった思い出」がフラッシュバックすることが幾度もあったので、やっぱり行こう! 行って発達障害かどうか、今後のために白黒つけよう!! と予約した心療内科を受診しました。

 

病院の選択はクチコミで。医療従事者はたまったもんじゃないかもしれないけど、診察を受ける側としては便利な時代になったものだと実感。

悪い評判が少なく、アクセスのいい病院に目星を付け、とりあえず電話で「発達障害の検査を行っているか」を聞いたところ、検査ではなく問診で診断しているとのことでした。

検査が必要だと思ったら検査を行っている病院を紹介してもらうなり何なりして改めて診断してもらえばいいと考えて予約。

私は考えがとっちらかりやすく、話が飛躍するとよく指摘されるし、話しているうちに「で、何でこの話したんだっけ?」状態に陥りがちなので事前準備として、相談したい事や判断材料になりそうなことをメモにまとめることにしました。

 

メモの内容は以下の通り

 

---

 

■受診の目的

出来ないこと・苦手なことなどの傾向から、私はADHDではないかと思っている。

とはいえ、自分なりに対処できているので日常生活に支障はなく、治療は考えていない。

ADHDかどうかをはっきりさせたい。とか、そんな内容。

 

■これまでの行動で発達障害と関係していそうなもの

主に子どもの頃の学習や生活における困難を、感情を交えず簡潔に箇条書きで。

 

■家族について

遺伝との関連も否定できないと思い、私以外の家族に発達障害の当事者がいるということ、既に亡くなっている祖父が尋常じゃないレベルで変わっていたこと(おそらく発達障害だと思う)などを記す。

 

■今現在の困りごととどのように対処しているか

ケアレスミスが多い→自覚しているので自分で何度も確認、他の人にも見てもらう

忘れ物が多い→スケジュール管理の時点で忘れないようにリマインドを設定する、入念に準備をする、電車などから降車するときにスマホなど忘れていないか座席を絶対確認する

片付けが苦手→引き出しを使うと機能しなくなるので、蓋のない箱などを使用するなど収納に工夫。それでも片付かないがある程度雑然としていても仕方ないと割り切っている

などなど、問題はあれど何とか暮らしていけてますと主張するコーナー(笑)。

 

---

 

とまぁ、かーなーり入念に準備をしたのではないかと思います。この世で一番自分を疑っているのは絶対に自分。

 

このメモを持っていざ心療内科へ。

受診前に問診票への記入があったので、記入した問診票と一緒にメモを渡し、電書で小説やレシピ本を読みながら待つこと約1時間、やっとこさ私の順番が来た。

発達障害と言われようが、定型と言われようが構わんよ! の気持ちで診察室に入りました。

 

先生は高齢の穏やかな男性で、問診票とメモを見ながら混んでいるにも関わらずじっくり話を聞いてくださり(後の患者さんつかえないかな…と私が謎の心配をしてしまうという)、めちゃくちゃ信頼できると感じました。

これまでの行動面での特徴と遺伝要因から、やはりADHDと診断されたのですが、自分の危なっかしいところを把握して対処できているし、今どうしても出来なくて困っていることが無いのなら大丈夫と励ましていただきました。

 

ADHDっぽいな」というグレーな状態でも、自分が自分の苦手を自覚して生活出来ているならそれでいいと、今の己に対してはそう思います。

でも、こうして診断が下ったことにより、子どもの頃の自分が慰められた気持ちでいっぱいです。

「何でこんなことが出来ないの?」「みんなふつうに出来ているのに」「出来ないのは努力不足」などと怒られたり、からかわれたり、振り返ってみると辛かったことがいっぱいあるのですが、あの頃の私には難しかったんだと分かった以上、そのどれもが理不尽だし、それにどうにか耐えた子どもの頃の私を褒めてあげたい。ちょっと甘いかなぁ? 

 

そんな訳で、普通は発達障害ではないと診断されたほうがいいのでしょうが、私は発達障害と診断されてホッとしました。

今後、特性とは上手に付き合って、苦手なことを克服するより、楽しめることや好きなことを追究することに目を向けて行こうかなーといった気分です。